アート&オルファクション賞2026受賞者:Nuit Élastiqueがインディペンデント部門を受賞

Premiere Peau 1 min

審査員は誰の香水を嗅いでいるのか全く知らなかった。それが重要なポイントだ。

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2026年6月12日、Première Peauのブラックオリーブとジャスミンのエクストレ ド パルファムであるNuit Élastiqueが、第12回アート&オルファクション賞のインディペンデント部門で受賞した。

アート&オルファクション賞とは

アート&オルファクション賞は、2014年からロサンゼルスに拠点を置く非営利団体Institute for Art and Olfactionが主催する、独立系香水ブランドを対象とした年次のブラインド審査コンペティションである。メディアでは「独立系香水のオスカー」と呼ばれている。部門はインディペンデント、アルチザン、ニューカマー、そして香りの実験的作品に贈られるサダキチ賞の4つ。インディペンデント部門は、ブランドが調香所と協力して作り上げた作品を対象とする。第12回は2026年6月11日にギリシャ・アテネのGazarte文化センターで授賞式が行われ、結果は6月12日に発表された。

審査員が嗅ぐもの

コード化されたサンプルとブロッターのみが審査員に渡される。それ以外は一切届かない。ブランド名もボトルも価格もプレスキットもない。国際的な調香師、批評家、業界関係者からなる審査員団が、匿名の3ラウンドにわたり、芸術性と技術的価値のみで各作品を評価する。審査員はその香りが大手ブランドか個人スタジオのものかも知らない。香りが空中に漂うかどうかだけが判断基準だ。

受賞作品

Ugo CharronがMANEで調香したNuit Élastiqueは、6つの花の香りが重なり合い、互いに競い合う。インド産ジャスミンサンバックがエジプト産ジャスミングランディフローラムに押し寄せ、トルコ産ローズが中央を支える。下層にはグリーンとブラックオリーブのアコードとラテックスのノートが構造を肌へと引き寄せる。この下方向への引力が「エラスティック」だ。香りは漂うのではなく、肌に密着する。20%のエクストレ ド パルファムで、パリで調香され、フランス製。

Nuit Élastiqueは春からショートリストに入っていた。ファイナリスト発表から構成の詳細までの全ストーリーは、更新された受賞記事に掲載されている。

ニッチ香水賞におけるブラインド審査の重要性

多くの香水賞は香水そのものよりも、その周囲の要素、流通、キャンペーン予算、ラベルの名前を重視する。ブラインド審査はそれらをすべて排除する。フランスの7人組調香所も他の参加者と同じ部屋に座り、審査されるのはフォーミュラだけだ。だからこそアート&オルファクション賞は独立系香水界で重みを持つ。広告や小売展開の予算がない調香師やブランドの作品が評価されるからだ。香水賞の全体像やブラインド審査の賞が業界のトロフィーとどう違うかについては、受賞ニッチ香水ガイドを参照してほしい。

香りは名前なしで語った。それだけで十分だった。

Nuit Élastiqueを纏おう。

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